ウの言霊で大岩を動かす
ウの言霊は、ものを動かす
合気道開祖・植芝盛平翁は、若い頃大本教の出口王仁三郎師の元で修行していた。
青年植芝盛平は、教団の開墾作業に精を出していた。
ある日、植芝青年が大岩を動かそうとして苦労している所へ出口王仁三郎師が通りかかった。
「植芝さん、これはウの言霊じゃ。わしが手伝うからもう一度やってみなさい。」
手伝うと言いながら、出口師は岩に手を掛けようとはしない。逆に
懐手をしてただ「ウーー」とうなりだした。
出口師のウの言霊に助けられて、植芝青年がウーーと満身の力を込めると、これまでびくりともいしなかった大岩がぐらりと動いた。
ウの言霊には、ものを動かす力がある。
四月卯月(うづき)はウの言霊がウヅキ出す月
アエイオウの5つの母音にはそれぞれ意味があるのだが、ウは、隠れていたものがウカビ上がる力、動かないものをウごかす力をあらわす。
大きな石を動かす時には、ウーッと力を籠めてウの言霊の力を使う。
春の山菜に苦みが含まれているのは、冬の間に運動不足で体の中に蓄えられた不要成分を苦みによってウヅキだすためである。
この時期に街に出ると、何やらおかしな奇声を発する人が見られるのも、ウの力でウヅキ出している人ですね。(呵々)
アエイオウの5つの母音には、それぞれに意味がある。
母音については、次の記事もお読み戴きたい。
→ 昌原筆録【6】米の力と言霊の力(国際米年に思う)