(書籍)日本人の特殊感覚 – 刀剣・武道・もの・天皇・日本列島


日本人の特殊感覚
著者: 昌原容成(あけはら・ようせい)
紙書籍: 1,980円(税込み)
電子書籍:1,300円(税込み)

日本人は特殊感覚の民族

あなたは、刀剣を祀る神社に参拝したことがありますか。
刀剣が単なる殺傷の道具にすぎないのであれば、刀剣を神として祀るなどは、西洋一神教の世界から見れば野蛮極まりない低級な蛮風と言われても仕方がありません。
そこに日本人の刀剣に対する特殊感覚があるのです。

『日本人の特殊感覚』では、武道やものに対する特殊感覚、さらには国民の天皇に対する特殊感覚、天皇の国民に対する特殊感覚を解説し、日本人と日本列島の存在意義について述べました。

日本人はまことに特殊感覚に生きる民族であります。
『日本人の特殊感覚』をお読みになると、あなたの日本人度は確実に数段アップすることでしょう。

日本人の特殊感覚とは

日本人の特殊感覚とは、世界の他民族からみて「特殊」と見える感覚であり、日本人にとっては当たり前の普通の感覚です。
その当たり前の感覚に、深い意味が込められているのです。
その当たり前の感覚を、当たり前として流してしまわないで、他民族の目から見て極めて特殊な感覚であることを自覚していただきたい。そこから日本人自身の真実を自覚することができるのです。

【第一章】刀剣に対する特殊感覚

刀剣を神として祭る神社が日本全国にあり、日本人は何の悶着も起こさずに参拝して手を合わせます。西洋人の感覚からすると、これはとんでもないことです。

もしも刀剣が単なる殺傷の道具でしかないとしたら、それを祭るのはサイコパスの所業と思われかねません。西洋一神教の世界から見れば、刀剣の精を神として祭るなどは、野蛮極まりない低級な習俗と言われても仕方がありません。
刀剣を祭る、サイコパスか?

ところが、日本人は、刀剣を単なる殺傷の道具とは見ていないのです。
刀剣は、ムスビの神宝であり、誓霊(うけひ)の神宝であり、鎮魂の神宝であるのです。そのことを深層で感覚しているが故に、日本人は刀剣に対して説明しがたい畏敬の念を持つのです。

韓国。中国ドラマにおける刀剣の扱いなども、日本人の刀剣に対する感覚から見れば、まことにぞんざいですね。

【第二章】武道に対する特殊感覚

武道を英語でマーシャルアーツといいますが、武道とマーシャルアーツは、根本的に異なります。
武道は神道とあざなえる縄のように一筋の流れとなって、日本人の心に流れているのです。
日本人の武道に対する特殊感覚は、初代天皇を「神武天皇」とお呼び申し上げていることにも表れています。
武道が神道と一つの流れであると言うことを、詳しく解説します。

【第三章】ものに対する特殊感覚

明治以降、西洋語の飜訳語として「物質」なる言葉が使われるようになりました。「物質」は、西洋近代の精神と物質を厳然と区分けして決して交わらないとする二元論に基づく言葉です。
しかし、日本人の心には、「物質」感覚とともに、日本古来の「もの」感覚が失われずに残っています。

命という「もの」、運命という「もの」、などの使い方に見られるように、「もの」は「物質」に限定されるものではありません。

「もの」の心を尊ぶ日本人の特殊感覚は、針供養、包丁供養、筆供養などの、西洋から見ればまことに奇妙な祭りにも表れています。「もの」に対する特殊感覚が、日本のものづくりの根底にあるのです。
大和心とは、「ものつくり」に観られる現実調製能力である。
家庭でのものづくり(食べものつくり)も、とても大事な主婦の祭りです。

【第四章】天皇の特殊感覚

「天皇の特殊感覚」には二つの意味が含まれています。
・国民の天皇に対する特殊感覚
・天皇の国民に対する特殊感覚

国民の天皇に対する特殊感覚

武力を持たぬ天皇が二千六百余年、126代にわたり皇統を維持できたのは、日本国民の天皇に対する特殊感覚あってのことでした。これは世界史に例を見ない事柄です。

天皇の国民に対する特殊感覚

国民の持つ特殊感覚は、天皇ご自身がお持ちになる、国民に対する特殊感覚の故でもあります。
「天孫降臨」以来、代々の天皇がこの国を「しらす」とは、国土と国民をご自身と一体化してご覧になるということであり、諸外国の王たちとは、画然たる違いがあるのです。
そういう天皇と、英国王との厳然たる違いをあなたは説明できますか?
第四章に詳しく物語りました。

男系天皇と女系天皇

女系天皇は、万世一系の皇統を断絶させることになります。そのことを正しく認識するために、「精と体」の観点から、男系天皇と女系天皇の意味を正しく解説します。
このことを日本国民が深く認識していただく必要があるでしょう。

「天皇」特殊感覚の淵源は太陽神界にある

天皇ご自身の、また国民の特殊感覚の淵源は太陽神界にあります。
太陽神・天照大神を祖と仰ぐ皇室と、太陽神界に民族の発生源を置く日本人との関係は、太陽神界に淵源があってのことです。国旗日の丸にもそのことが表れています。
日本国に天皇がいらっしゃるのは、日本一国を保つ為ではありません。天皇がいらっしゃるから、地球が太陽の恵みを受けて生き続けられるのです。その天皇を支える日本人が日本列島に生かされていると知れば、日本人に生まれたことに腹の底から感謝の思いが湧き上がることでしょう。

【第五章】日本列島の存在意義

地球上に日本列島が置かれていることの意義を述べます。
これこそが、日本人に深く認識していただきたい大事です。
刀剣・武道・もの・天皇の特殊感覚に生きる日本人が、日本列島に住んでいる。
日本列島は地球の祭場であり、大和民族は祭祀民族です。
その祭祀の大神主が天皇でいらっしゃる。
日本人よ、日本列島と共鳴り起こして、祭り心を振り立てて戴きたい!

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日本人の特殊感覚
著者: 昌原容成(あけはら・ようせい)
紙書籍: 1,980円(税込み)
電子書籍:1,300円(税込み)