モノの話(5)家庭におけるモノづくり(衣食住)

「モノの話」として、(1)日本語「モノ」は物質ではないということから、(2)大物主クシミカタマの大神、(3)日本神道を護持した物部氏の話、(4)明治天皇の御製に見られる「いきとしいけるもののおもひ」を見てきました。
モノの話の締めとして、「家庭のモノづくり(衣食住)」をお届けいたします。実は、これが言いたかったんですよね。

日本語ものは物質ではない5日本の「ものづくり」
日本のものづくり・江戸の職人、硝子(ビードロ)を作る

 日本はモノづくり大国であるとよく言われます。
 日本はモノづくりが得意であって、また日本のモノづくりは特異なんです。

特異な日本のモノづくり

 若い頃に中国旅行して、あちらの「仁丹」ともいうべき丸薬に出会いました。
 この「中国仁丹」は、日本の仁丹とは大違いで、ただ漢方薬を小さな粒にしただけのもので、「丸薬」とは言いかねるものでした。ちっちゃな「かけら」でしかないのです。

 ところが、日本の仁丹は、その「かけら」を丹念に丸めて、小さいながら完璧なまでの球体に仕上げます。本当の「丸薬」です。

 「中国仁丹」も日本の仁丹も、口に入れてしまえば同じ・・・とは考えないのです、日本人は。

 日本人は「かけら」のままでは気が済まないのです。まして商品として販売することなど考えられません。

 この日本人の心性が、日本のモノづくりの根底にあって、日本製品の品質を支えているのです。

 この日本人の心性こそ、やまと心であるのです。
 やまと心とは、現実調整能力であると申しました。
 どこまでも、どこまでも、現実を美しく調えて逝こうとする、それが大和心です。

 前回メールで感想をお寄せ下さった宝玉さんの言葉を再録します。

宝玉大人の感想文

 物質にいのちを顕現させ、「モノ」へと変化(へんげ)させること、
 地上を天に変えること

 そうです、地上を天に変えるのです。

 日本語アップダウン構造の奥に天があり、天は大調和の世界です。そこからアップダウン構造を通して調和の響きが絶えず日本人の心に流れてきます。

 だから日本人は、「特異」なまでにものごとを調和させようと努力し続けるのです。

 この現実、この地上世界に、天の調和をもたらそうとするのです。
 霊主体従ではなく、霊肉一致をはかろうとするのです。

 日本のモノづくりの根底にやまと心があると承知していただいて、家庭におけるモノづくりについて考えてみましょう。

家は生き物

 衣食住の住について、もっとも重要なことは、家は物質の集積体ではないということです。

 家屋が完成して落成祭をお仕えしますと、大物主クシミカタマの神のはたらきにより、家舟ククヌチの神が家屋に重なります。

 以後、その家はそこに住む住人たちと共に生き続けることになります。(詳細は、いずれあらためて綴りましょう。)

 このククヌチ様は、その家の主の霊魂とつながりのある神さまがその座に就任なさるのですが、主人の霊魂の進化に伴って新たな神がククヌチ様となって就任なさることもあります。そういうマツリも経験いたしました。

 永年にわたって住み古した家を、新築とかで遠慮会釈もなく取り壊し、新しい家屋は完成したのだが、ほどなく主人に異変が起こるということが、よくあります。家の主人とヤフネの神との間のバランスが壊れて、そういうことが起こるのです。

 家は生き物であるということ、よく承知していただきたいものです。

衣服の神気

 衣食住の衣についても、心を深くしていただきたい。

 衣服を司る神は、倭文(しずり)の神と申し上げ、神気の布を織り給う神です。

 神修の白衣などは、倭文の神にお願いして神気を籠めていただきます。
 また榊に紙垂(しで)と取り付けて玉串を作成しますが、これも倭文の神にお願いして神気を籠めていただくと、真実、マツリで力を発揮する玉串に変化(へんげ)するのです。

 着物とは神気がモノに化けたキモノであるのです。

 そう考えると、子どもたちに着せる着物は、清潔なぱりっとしたものでありたいとなりますね。
 よれよれでは、人の気が帰って衣服に吸われます。衣服が儼然として整っていると、衣服の気を戴いて人がしゃっきとするということがあるのです。

 トランスペース研究所創立祭で、私は斎服を着用しました。


 これなど、衣服の力をいただいてマツリをお仕えしたようなものでした。

 白衣を着用して禊ぎをしますと、神気は衣服に蓄えられます。
 したがって、自ら上げると、ぬれた白衣のままで静かに座って鎮魂します。白衣に戴いた神気を充分に己の中に取り入れるためです。

 このように、着物とは神気がモノに化けたキモノであると承知すれば、衣服に対する感覚も大いに深まるでしょう。

食べ物というモノづくり

 衣食住の食は、人間の身体の中に入って直接体細胞を作りますので、とりわけ大事な心がけが必要でしょう。

 食べ物を単なる物質とはお考えにならないことです。
 
 姪の息子(小学2年生)が、何かと親に反抗的な態度を取る。反抗期はまだ早いのに。
 母親がシングルマザーで外で働いているので、その子の食事はもっぱら祖母まかせになってしまっている。
 ここに原因がありました。母の力がその子に及んでいなかったのです。子どもは本能的にそれを不満に想い、何かと反抗するのです。

 家計を支える為に外で働かざるを得ないのですが、その中で工夫をして、せめて米を研いでご飯をたくことだけは、母親みずからの手で行うのがよいとアドバイスしました。

 とりわけ10歳までの子どもは、母親の心の波動領域と一緒に暮らしているのです。その子どもには、母親が自ら手を尽くした食べ物を食べさせるのがよろしいのです。

 情緒不安定で非行に走る子どもに、母親が握ったオムスビを食べさせるだけで、非行が治まるということがよくよくあるのです。

 食べ物とは、物質ではありません。
 食べモノというモノなんです。

 母親が食べモノというモノづくりに励むから、子どもは将来モノになるのです。
 店屋物ばかり食べさせていては、子どもはモノになりませんわ。

 家庭におけるモノづくりということ、お分かりいただけたでしょうか。
 モノの話、まだまだ語り尽くせぬ事が多いのですが、ひとまずはこれにて決着といたします。
 モノづくりに励んで下さいますように。

ワフー(和風)からお知らせ

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