鏡と影の力(おかげさまで)

「おかげさまで」とは、陰の力に感謝する言葉です。
光と影というように、光には陰が添うことによって、光の力が本当に発揮できるのです。

鏡にものが映るのは、ガラスに影をつけるからです。
透明のガラスに光を当てても、通り過ぎるだけで形を映すことは出来ません。
影が大事、裏が大事。
小切手も裏書きされて初めて効力を発揮する。
形を現すのは、影の力なのです。
更に言えば暗黒が大事です。
「光と影」というと、光が貴いもので影は忌むべきものと考えられがちですが、違いますね。
ものごとが生まれる際には暗黒の世界を通ってこなければならないんです。
光だけでは形が取れません。
暗黒世界の働きを受けて現実が形成されるのです。
それが「おかげさまで」ですね。