ごめんなさいはアップダウン構造か?

2018年4月14日

 この記事は、過去のメルマガのバックナンバーです。メルマガにおける表現を、そのまま転載していることをご承知おき下さい。
 「アップダウン構造」という魔法のようなキーワードを使って、日本を丸ごと解明してゆくものです。 

1. ごめんなさいはアップダウン構造か?

 千里さんからメールで質問を戴きました。

  「すみません」の構造は分かったのですが、
  「ごめんなさい」はどうなのでしょうか?

 一瞬、ビシッと音がして、矢が的に当たる想いがしました。

 いい、質問です。実はこれ、私が書こうと想ってたことなんです。
 「ごめんなさい」を題材に選ぶと、それこそ、ビシッと締まるんですね。

 千里さん、ありがとうございます。
 あなたとあなたの好意の深層(アップダウン構造の奥)にある神に感謝します。呵々(あはは)。

 そういうわけで、今回は「ごめんなさい」がアップダウン構造であるのかどうかを調べます。
 
 「ありがとう」「すみません」「おかげさまで」のアップダウン構造はもう理解して戴けましたね。

 まだの方は、バックナンバー【1】〜【3】をお読み下さい。

 結論から申し上げると、「ごめんなさい」はアップダウン構造ではありません。

 「ごめんなさい」は「御免ください」ということで、あなたの免除を請いますという意味ですね。これは英語に直訳できます。

I beg your pardon.
私はあなたの許し(pardon)を請う。

 そこには、私とあなたのショートカット的関係があるだけで、アップダウン構造の奥に第3者を見ることはできません。

 なんだ、アップダウン構造じゃあなかったのか。がっかり・・・、

 なんて思わないでくださいね。
 
 実は、アップダウン構造をしている単語は、非常に少ないと言ってよいでしょう。
 辞書を開いて、シラミ潰しに調べていったとしても、統計処理の通則上は無視しても良いほどの微少な率しかないと思われます。

 しかし、事は言語の問題でしょ。
 統計処理の通則など、関係がないんです。

 この世の人間が使う言葉というものは、この世で生活するために使うものです。
 その言葉の中に、たとえどんなに微少な割合であろうと、アップダウン構造の言葉が混じっているということが、大問題であるのです。

 言葉は意識です。
 アップダウン構造の言葉を使うということは、アップダウン構造の意識になるということです。

 例えば西洋人が、この世ではなく、見えない世界、隠れた世界に意識を向ける際には、意識を向けないといけないのです。

 西洋人が神に意識を向ける際には、

神よ(God),
主よ(Lord)

というように、ハッキリ唱えて、神に意識を向けないといけないのです。

 ところが日本人は、神に意識を向けなくとも、神に意識を向けることができるのです。(へんな言い方ですが、ここをしっかり押さえてください。)

神に意識を向けなくとも、神に意識を向けることができる
   ↑↑             ↑↑
  表面意識           深層意識

 「ありがとう」と唱える時、日本人は別に神や仏を表面的には意識していませんでしょう。

 しかし、「ありがとう」のアップダウン構造の奥を調べると、間違いもなく、神あるいは宇宙法則、あるいは偉大なる何か、を深層意識で認めているのです。

 そういうアップダウン構造をしている単語が日本語の中に存在するということが、特筆大書すべき大事(おおごと)なのです。統計上の比率は、問題ではありません。

 しかも、ありがとう、すみません、おかげさまで、などは、日本語を学ぶ際に最初に身につけることばであり、日常頻繁に使う言葉ですね。

 この影響はとても大きいと言えます。

 それ以上に大きいのは、単語と単語を組み立てる構文自体に、アップダウン構造が見て取れるということです。

 特に動詞構文は、ほぼすべてアップダウン構造をしていると言えます。
 (拙著『日本語は神である』でそれを論証しました。)

 つまり、日本人は常日頃、アップダウン意識で生活しているということなんです。

 日本人は、それに気づいていないのです。

 気づいているのは、今の所、このメルマガ読者と私の著書の読者、合わせて5000人ほどに過ぎません。

 日本人口 1億2668万人に対して、 アップダウン構造に気づいている5000人の割合は、パーセントで計算すると、 およそ 0.004 パーセント。
 これは統計学上は、完全に無視することのできる誤差に過ぎません。

 5000人の皆様方は、誤差ですかあー?

 とんでもないっ!

 この5000人が、日本論を全く新たに書き換えて行くのです。
 この5000人が、日本人の常識を根底から作り直して行くのです。
 この0.004パーセントが、日本人の意識をガラリと変えていくのです。

天地開闢(かいびゃく)以来、初めて日本語がその真相を現しました
 
と拙著序文に書きました。その言葉に嘘はありません。

 日本の真相が現れるのは、今これからなのです。

 日本人が昔から営々と伝えてきた伝承の数々。その伝承の真実の意味が明らかになるのは、今これからなのです。

 その大きなうねりの中で、アップダウン構造は間違いもなく、一つの重要な役割を果たすでしょう。

 5000人の皆さんは、間違いもなく、その最先端に立っていらっしゃるのです。

 だから、統計は関係ないと申し上げているのです。

 圧倒的多数を占めるショートカット構造の言葉の中に、アップダウン構造の言葉を含んでいるということ、さらには、構文法にアップダウン構造が見られるということ、これが日本人の意識をアップダウン構造にしているということに、大きな意味があるのです。

2.編集余録(メルマガ誕生祭)

 
 話題を変えて、くつろぎましょう。
 第3号の桑山さんといい、今回の千里さんといい、まるで私の思うつぼにメールを送ってくださるので、とても有り難く思います。

 それで気づいたことを一言。

 私は、神まつりをする身です。
 知人の求めに応じて、地鎮祭や落成祭、あるいは会社設立祭などをお仕えすることがあります。

 会社を法人といいますね。何人かの人が集まって、その心を寄りあわせて会社を作ります。
 その際に、会社という生き物が新たに形成されるのです。いや、形成しなければならないのです。

 法人が法人という生き物としてそれ自体で動き出し、それ自体で己の道を開いていく。
 そうなるために、設立祭をお仕えするのです。

 千里さんのメールでハッと気づきました。
 このメルマガが、読者の皆さんと私の心が結びついて、一つの生き物として動き出したように感じられるのです。

 神道人を自覚する私ですが、どうも気づくのが遅かったようです。
 メルマガさん、ごめんなさい。(この言葉、使うことができて、ほっと一息。)

 そういうわけで、このメルマガの誕生祭をお仕えしました。

 このメルマガが、さあこれからどれほど働いてくれますでしょうか。

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 日本語の奥に神が隠されていました。
 日本語を使う日本人は無意識のうちに神とつながります。
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