遊びをせんとや生まれけむ
遊びをせんとや生(う)まれけむ
戯(たわぶ)れせんとや生(む)まれけん
遊ぶ子どもの声聞けば
我が身さへこそ揺がるれ
(『梁塵秘抄』)
昔は、正月ともなると、我が家の前の通りで、子ども達が元気良く遊び回っていたものですが、少子化の今、三が日と雖も通りは人影もなく静まっています。
子供の声はいいですね。
子供の声が家の中で響くと、その家に活気が生まれます。
言霊、音霊の力がはたらく想いがするものです。
「遊ぶ子供の声聞けば」、何となくことらまでウキウキとする物です。
子供のにぎわいが期待できない昨今のこと、よし、だったら昔を思い出して我が身を揺るがしてみようぞ。
というわけで、今年は大いに遊びたいと思います。
特に、精神の遊びをうんと取り入れて見たい。
つまり、読書に励みたい。
考えて見れば、この数年は、読書していろいろな情報を吾が大脳にインプットするということをなおざりにしてきたように思います。もっぱら内部に沈潜していたのです。
平成22年は、久しぶりに、外の情報をどん欲に取り入れる年としたい。
それが私の遊びです。