日本酒「明眸」(めいぼう)凛々しく酌せよ乙女
日本酒は日本文化の華:「明眸」(めいぼう)の蔵元・産地
愛知県の日本酒「明眸」((めいぼう))の酒銘を楽しむ
「明眸皓歯」(めいぼうこうし)という言葉がある。
明眸(めいぼう)は、明らかなる瞳を意味し、皓歯(こうし)とは、白くそろった歯を意味する。
明眸皓歯(めいぼうこうし)は、美しい女性を形容する言葉であるが、その美しさの中に凛々しさを感ずる言葉である。
女性美も様々である。凛々しさを感ずる美しさもあれば、妖艶なる美しさもある。ほとんど崩れかけた美しさもある。
それを好む人、また、様々である。
酒の席に、女性が混じることがある。
とりわけ、若い女性が酌などしてくれると、まことに有り難い。
しかし、本当に美味い酒を呑みたい時には、女たちよ凛々しくあれ、と申し上げたい。。
明眸(めいぼう)きりりとして、皓歯(こうし)またどこまでも清く、凛々しさをもって酒客と対する。
そのような乙女、淑女が、酒の相手をしてくれると、本当に酒を楽しむことができるというもの。
明眸きりりと引き締めて、狎(な)れずして親しむ
「狎(な)れずして親しむ」という言葉がある。
親しむのは結構である。しかし、狎(な)れてはいけない。
飲み屋のおかみなどが、あまりに狎れ狎れしくするというのは、どうもいけない。
明眸(めいぼう)きりりと引き締めて、皓歯(こうし)あくまでも清々しく、決して狎(な)れず、かつ、親しむ。
酒客また、酒徳を重んじて乱れず。斯くして、酒席は仙郷と化す。
酒に呑まれて人格を崩すなどは下の下と心得る。
かくしてこそ、この名酒、「明眸(めいぼう)」を味わう資格があるというものではないか。
酒銘に訓(おし)えられること、まことに多いこの頃である。
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