【篤姫08】篤姫テスト(1)鶴丸城と桜島の位置関係
篤姫の居室から桜島を望む
NHK大河ドラマ「篤姫」第7回で、於一(篤姫)はいよいよ島津斉彬の養女として、鶴丸城へはいりました。
篤姫の居室から、桜島を間近に望むことが出来ました。
日々、桜島をながめながら、来たるべき将軍家輿入れの日を待っていたのです。
これは史実の通りです。
さて、ここで篤姫テスト(1)を受けて見てください。
篤姫テスト(1)
次の文章には、大きな間違いが潜んでいます。
どこがおかしいでしょうか?
明日は、いよいよ江戸へ出発という夕べ、篤姫は夕日に染まる桜島を眺めつつ、これから我が身の上に起こるであろう出来事のあまりの大きさをしみじみと思うのであった。
どうですか、おかしい箇所がわかりましたか?
わからなかったお方は、地図を見てお勉強してください。
篤姫が鶴丸城から桜島を望むと
篤姫の居城である鶴丸城から、桜島は間近に見えていましたが、その位置関係が問題です。
どちらが東で、どちらが西か、次の地図で確かめましょう。
・左(西側)の赤印:鶴丸城跡 – 篤姫が島津本家一の姫として過ごした鶴丸城。
・右(東側)の赤印:桜島 – 篤姫は桜島の火の力を全身に吸い込んで成長した。
篤姫は朝日の昇る桜島を眺めていた
上の地図で一目瞭然(いちもくりょうぜん)ですね。
篤姫の居城である鶴丸城のほぼ真東に桜島がありますので、篤姫は桜島から朝日が昇る情景は毎日目にしていたのですが、桜島に夕日が沈む情景は、見たことはなかったでしょう。
したがって、
篤姫は夕日に染まる桜島を眺めつつ
という表現が、実際にはあり得なかったことになります。
上の「夕日に染まる桜島」の写真は、大隅の国から見た桜島ですね。
薩摩の国・・・桜島の西側
大隅の国・・・桜島の東側
時代劇ドラマを観賞する際には、その舞台の地図が頭に入っていると、内容が深く理解出来るときがあります。
最近は、グーグルマップという便利な無料地図がりようできますで、大いに活用なさるとよいでしょう。