序文と目次(日本語は神である)

次の動画には、『日本語は神である』序文の全文が含まれています。
動画では、筆者の音声で序文をお聴きになれます。
動画の下には、序文の文章も掲載しています。
目次については、このページの下部に掲載しています。
⇒ 目次『日本語は神である。』(このページの下部)


天地開闢以来初めて日本語の真相が

日本語は神である・日本精神と日本文化のアップダウン構造・序文 『日本語は神である』の序文(全)をここに掲載します。「天地開闢(かいびゃく)以来初めて、日本語が真相を現しました」
 序文をお読み戴くだけで、アップダウン構造の本質を察していただけるかと存じます。

序文(日本語は神である)

  序 文
 天地開闢(かいびゃく)以来初めて、日本語がその真相を現しました。
 日本文法至極の一点が現れたのです。
 その至極の一点あるが故に、日本語は日本語たり得ています。
 その至極の一点あるが故に、日本列島と日本人の存在理由が確認出来ます。
 その至極の一点を取り除けば、日本語は崩壊します。日本列島と日本人の存在理由は消え失せます。日本の国風(くにぶり)が消え失せるのです。

 その至極の一点とは、神であります。
 日本語は、神でありました。

 幕末明治以来、西洋語の文法をモデルにして日本文法らしきものが数多く作られて来ました。残念ながらそれらの日本文法は一切ひっくるめて、真実日本文法の名に値するものではありまん。既存の日本文法には、日本語を日本語たらしめている至極の一点が欠落しているのです。それら既存文法からは、国風(くにぶり)が香り立つことなど望むべくもありません。
 古来、やまと歌は「力をも入れずして天地を動かし・・鬼神をも哀とおもはせ(古今集序)」るものであると云われて来ました。古代人は日本語の言霊の力を自覚していたのです。
 また、日本語発生の原点としては「天地の開け始まりける時より出できにけり(同)」と云われ、更には、日の本は「言霊の幸はふ国(万葉集)」であると云われ続けて来ました。
 しかし、云われ続けては来ましたが、日本語の真相は深く神秘に閉ざされたまま、今日まで現れませんでした。天地開闢の一点より発生した日本語が、その言霊の奇霊(くしび)の働き振り起こして天地をも動かす、などということは、単なる伝承として、はかない望みに繋がれて細々と語り継がれて来たに過ぎません。言霊の力が理性によって究明され、理性によって納得されるなどとは、これまでは想いも寄らぬことでした。

 今、日本語がその真相を全面的に発現しました。
 神秘の岩戸は開かれて、日本文法至極の一点が現れたのです。日本語の奥に神が存在することが、はっきりと現れたのです。

 そのことを理解するために、「アップダウン構造」なるキーワードに注目していただきましょう。これが快刀乱麻を絶つが如き働きをしてくれます。
 ある未開の部族は、弓矢を巧みに使います。舟に乗って、魚を射るのですが、問題のこの魚は厚い鱗に覆われていて、横から真っすぐに射たのでは矢が通りません。そこで彼らは、魚の位置を確かめると、弓を引き絞り矢を天に向けて放ちます。矢は上昇し、次に下降して、魚の背中に突き刺さります。
 日本語は、この部族の矢の使い方に似ています。先ずは上昇(アップ)し、次いで下降(ダウン)します。対象に向かって、一目散に突進とは参りません。
アップダウン構造と弓矢で魚を射る図 日本語のこの構造を「アップダウン構造」と名付けます。
このアップダウン構造が、胸のすくような働きをしてくれます。日本人の精神構造と日本文化の特質が、「アップダウン構造」というキーワード一つで、腹の底から納得していただけます。
 日本語がアップダウン構造をしていることを、日本人は意識していません。アップダウン構造の奥(頂点)は、無意識の世界であり、見えない世界、隠れた世界です。日本語は、言語自体の中に、見えない世界が隠れているのです。
 英語は全く違った構造をしています。英語は寄り道をしません。近道を通って対象に真っすぐに向かいます。
 英語のこの構造を「ショートカット構造」と名付けます。
 ショートカット構造の言語においては、表現のすべてが明白に意識されます。そこには隠れた世界が重なっているわけではありません。
c0_up2_350300_fmt  日本文法至極の一点は、この「アップダウン構造」の「見えない世界」に隠れていたのです。至極の一点は、「見えない世界」から日本人の心性に大きな影響を及ぼしていたのですが、日本人がそれを自覚することはありませんでした。勿論、地球上の他国の人々がそれを理解できる筈はありませんでした。
 「アップダウン構造」をあたかも「ショートカット構造」であるかの如くに取り扱って来たところに、日本の悲劇がありました。
 「ショートカット構造」の論理でもって「アップダウン構造」に立ち向かったところで、「アップダウン構造」の「見えない世界」が隠されていますので、どうにも論理的な説明がつきかねるのです。その結果、日本は諸外国から「顔の無い国」「得体の知れない国」と言われたり、「日本は世界を当惑させている」などと言われたりして来ました。「ジャパン・プロブレム」なる言葉が世界中を駆け巡った一時期もありました。

 また日本人の中にも、西洋に習って近代化をやり遂げた日本が、自国の伝統文化を保持し続けている様相を「あいまいな日本」と否定的に捉え、伝統文化を忌むべきものとして論難する人も少なからずいるようです。彼らにとっては、日本の伝統文化を根こそぎ消し去って、日本を完全に西洋化することこそが理想なのでありましょう。まことに浅はかなる感覚と言わざるを得ません。日本の伝統文化を根こそぎ消し去るなどということは、日本人が日本語を使い続ける限りは、起こり得ないと断言出来ます。

 それもこれも、日本の深層「アップダウン構造」が分からなかったからであります。
c0_up3_400300_fmt  「ショートカット構造」から見れば、「アップダウン構造」の深層は背後に隠れて見えません。その見えない深層構造から絶えず働きが表面に現れて来ますので、表面上の論理が通らず、「あいまいな日本」を理解するに苦しむことになります。
 西洋諸国にとって、また近代的知性を身につけた日本人自身にとっても、日本は正に「得体の知れない国」であったのです。
 しかし、今や日本の深層「アップダウン構造」が本書によってはっきりと提示されました。そして、「アップダウン構造」の奥に隠されていた至極の一点が現れたのです。もはや日本が「顔の無い国」「得体の知れない国」と言われたり「世界を当惑させている」と言われることは無くなります。

 本書は、日本語を初めとして、日本人の宗教意識、科学思想、文学、政治、経済、その他諸々 の日本的なるものの特質が「アップダウン構造」によって論理的に解明できることを論じたものです。そして、日本人が「アップダウン構造」の深奥に秘められた至極の一点によって無自覚のうちに影響されていることを論じたものです。

 日本語至極の一点は、神でありました。
 神は、至極の一点に隠れたまま、日本語の響きとなって、日本人の心を培ってきたのです。日本人にとって、日本語こそ無自覚の宗教でありました。
 日本語は、日本語教であったのです。
 日本人は、無自覚の日本語教の実践者であったのです。

 アイデンティティ・コンプレックスを抱いて日本の伝統を否定する人々は論外として、日本人であれば日本の本質は感覚的に理解できます。
 しかし、今必要なのは、感覚的な理解ではなく、論理的な理解です。
 日本の本質を論理的に理解して、論理的に説明することが要請されているのです。そのために「アップダウン構造」が胸のすくような働きをしてくれます。
 「アップダウン構造」によって、今まで説明のむずかしかった日本の顔が、日本の心が、外国人に対しても論理的に説明できます。謎めいた国、日本のあり方がすらすらと理解でき、解説できます。
 「アップダウン構造」こそ日本学の根本概念であります。
 「アップダウン構造」の深奥に秘められた至極の一点こそ、日本総体の存在を根底で支えている究極原理です。
 日本文化の総体が「アップダウン構造」をなしていることを理解し、「アップダウン構造」の深奥に至極の一点が秘められていることを認識することから、日本新生の道が開かれます。更には、地球新生の道が開かれます。
日本語アップダウン構造の奥に神が  日本新生、地球新生の時代が訪れましたことを高らかに宣言して、日本人の心に、更には地球人類の心に、本書を捧げます。

 日本語アップダウン構造の奥に、神が存在する。
 日本語は、神である


 本書は、そのことを論理的に解説するものであります。そして、そのことが、日本人の新常識になることを切に願うものであります。

  あらたま日の本つ国とよもして霊(たま)の緒走(おばし)り雄叫びあげむ
  日の本のよろづの神と共鳴りて雄叫ぶ吾れはたまのをばしら
昌原 容成 


 序文をお読み戴いて、「アップダウン構造」が単に日本語という言語世界の問題に限定されず、日本精神、日本文化の総体に関わるキーワードであると察していただけたことでしょう。

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日本語は神である(解説)
▼目次(日本語は神である)(下記)

目次『日本語は神である』

序 文
第一章 日本語の片鱗 ―――――14
 一節 神鳴りは天の警告 ――――――15 
    神鳴り響く時代 15 
 二節 避雷針のアップダウン構造 ――――――16   
    雷を避けるか通すか 16
 三節 龍とドラゴン ――――――19   
    龍の片鱗 19
 四節 ありがとう(宇宙法則への感謝)――――――21   
    ありがとうの深層 21/大宇宙の不思議 24/ありがとう」さん、アリガトーッ! 28
 五節 すみません(因果律の認知) ――――――29       
    謝罪と感謝 29/因果律の認知 31
 六節 すみきる(因果律を超える) ――――――34 
    因果の小車 34/音には意味がある 35/主の役目はスミキルこと 37/不要成分の除去 39
 七節 おかげさまで(神仏の加護) ――――――42   
    「おかげさまで」のあいまいさ 42/「おかげさまで」の深層構造 43
    絶妙のあいまいさ 44
 八節 日本人の宗教意識 ―――――― 45
    約七割の日本人は信仰を持たない 45/約七割の日本人は神仏を礼拝する 46   
    西洋人の宗教意識は筋金入り 48/信じないけど信じている 48
 九節 神霊のアップダウン的認識 ――――――50
    日本全国に昔から神社が 50/理性を極限まで研ぎ澄ませて 51/アップダウン的認識は奥    
    に隠す 52/あいまいさは寛容の精神に 53 /あいまいさと理性のハタラキ 54
第二章 日本語の骨格 ――――――56
    片鱗から骨格へ 56
 一節 深層の動作主(作るのは誰か) ――――――57
    受動態と能動態 57/態の違いは動作主の違いから 59 /深層の動作主 59
 二節 動作主と主語の違い ――――――62
    日本語「主語」概念はあいまい 62/能動が受動に変わる不思議 63   
    古い「主語」概念は日本語になじまない 65
 三節 動作主は誰か ――――――――66   
    日本語動詞の特殊感覚66/動作主は誰か 66/基本動詞十六語 67/人主構文と物主構文 70
 四節 動作主の資格 ――――――73
    日本語は相撲、英語はプロレス 73/サルが酒を作る(擬人化) 75
    クモが巣を作る(擬神化)76/擬人主構文と擬神主構文 80/「ある」の神主構造 83
    動作主の資格は神に連なること 84
 五節 日本語は神主構文 ――――――86
    ヒト(霊止)は神の子 86/日本語の深層は神主構文 88 /動詞構文総括表 90
 六節 日本文法至極の一点 ――――――92
    見えざる骨格 92/理性の光も神の賜物 92/至極の一点は神 94
第三章 日本語のハタラキ ――――――95
    骨格からハタラキへ 95
 一節 因果律のアップダウン構造 ――――――96
    因果律ソフトウェア 96/動作主変換 98/こうすると、そうなる 100
    日本語は深く大まか、英語は浅く精確 102
 二節 自然観のアップダウン構造 ――――――105
    日本の自然観の特殊性 105/翻訳語「自然」はモノ 106/伝統語「自然」はモノではなくハタ
    ラキ 108/翻訳語「自然」のアップダウン的改変 110/日本独特の自然主義文学 113
    「なる」の多用 117/医学と力学の違い/自然と人為の融合 120
 三節 神観のアップダウン構造 ――――――126
    日本人の神観すなわち自然観 126/近代科学はキリスト教自然観の産物 127/イエスの神観    
    のショートカット的改変 128/「神と人間」の区別と融合 132/「神と自然」の区別と融合136
    「人間と自然」の区別と融合 137/神観にはアップダウン的包容力が必要 138
 四節 認識のアップダウン構造 ――――――140
    日本人の脳の特異なハタラキ140/詩歌における虫の声143/理性(ロゴス)と感情(パトス) 
    の融合 148/ファジー認識と日本語の包容力 150/技術はファジー 153/日本的「知ること」     
    は一体化 156/批評精神と無私の心 159/「考える」とは「神と交わる」こと 161
    日本語は実相観入 163
第四章 日本語の逆鱗に触れる ――――――165
    逆鱗に触れる 165
 一節 日本語の主語は神である ――――――166
    自然現象は神のハタラキ 166/「出来る」は「出て来る」 169
    人間行為も神のハタラキ 170/動詞構文の深層は神主構文 172/日本語に主語は無いか 172  
    ハは展開 174/ハタラキは本源世界から 175/ハは本源世界のハタラキの場 176
    日本語全体の主語は神である 178
 二節 日本語は永遠の今 ――――――180
    日本語には過去時制が無い 180/日本語には現在時制も無い 184/過去を表す「現在形」 185
    日本語は動詞多用 187/日本語は流れの言語 188/日本語は永遠の今 189
 三節 深層意識の発現 ――――――192
    潮流の三層と意識の三層 192/深層意識と潜在意識の区別 194 /深層意識の急速発現 195
    アップダウン構造は深層意識の潮流計 197/祈りと深層意識 199/太陽の新時代 200
 四節 理性による神の認識 ――――――203
    理性は無限に成長する 203/理性が「成人式」を迎える 204/あいまいさは過去の遺風 205
    近代以前の理性は直観を含む 206/日本的理性と直観 208/日本語で無神論は語れない 210
第五章 日本語は神ながらの道 ――――――213
    みそぎの後で 213
 一節 日本の国風・調和指向 ――――――215
    アップダウン構造を通して調和をもたらす 215/技術文書における調和指向 216
    「逆賊」西郷さんを祀るのが日本人 219/半畳の水田を耕す日本人 221/均衡による調和と統
    合による調和 222/KJ法とアップダウン構造 227/宮大工の知恵とアップダウン構造 229
    日本はタテヨコ十字交差の国 231/君が代の秘義 233/経済力と技術力こそ日本の顔 234
 二節 天皇アップダウン構造 ――――――236
    「天皇制」というえぐい言葉 236/天皇不親政の伝統 238
       統帥権・アップダウン構造の陥穽 241
    昭和天皇の聖断(一) 247/昭和天皇の聖断(二) 249
    天皇アップダウン構造は制度ではない 250
 三節 日本語は無自覚の「宗教」 ――――――254
    日本に道徳教育は無いか 254/日本語は神である 256/言霊の幸ふ国 257
 四節 「アップダウン構造」の正体 ――――――258
    日本語の宝玉 258/新生の真正の神聖の日本文法 259/選民思想の落とし穴 260
    ショートカット言語を正当に評価する 262/宝玉の正体 264
あとがき ――――――268

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