摩耶山(神仙界神龍界)の祭り
早朝、摩耶山穂高湖にて神仙界に向けての祭事。
神戸の六甲山系に摩耶山があり、その頂上に穂高湖がある。
この穂高湖に、全世界の神仙界と神龍界を統御する一大コントロールセンターがある。
その神々には、龍神系の憑依霊の暗躍を治めるに大いに力を添えて戴いたことが幾度かある。
憑依霊群を神幣(しんぺい)等に閉じ込めて、その神幣を穂高湖に収めて担当神の元へ送るのである。
時には、憑依霊群の暗躍を、摩耶神界の司神にお願いして収めていただいたことも度重ねてあった。
早春とはいえ山中の寒風はまだ身を凍らせる。顎が凍って祝詞の声が出しづらかった。
この宇宙は人間界のみならず、無数の世界の重なりがあり、それら世界の相互作用で人間世界のあり方が決まる。この祭りも、人間世界と整える基礎工事である。