「ありがとう」に「御座います」をつけると言霊の力が強まる
今回は「ございます」にも言霊の力があることを付け加えておきます。
1.「ございます」で言霊の力を強める
ありがとうおじさん、ありがとう研究所、ありがとうグッズ、などなど、まるで、ありがとうブームですね。
そういう人々が既に述べていますように、「ありがとう」というよりも、「ありがとうございます」と言った方が言霊の力が強いようです。
そのことを電気的な装置を使って検証した人もいます。
エイトスターダイヤモンドの創始者、田村熾鴻(たるひろ)氏です。
田村氏は、「人の気」と「物の持つ気」の相性を測ることの出来るドイツの医療器具(エネルギー測定器EAV)を使って十数年来、いろいろな物の波動を調べてきた方です。
このエネルギー測定器 EAVで測定して50という数値が出ると、完全中庸で素晴らしいと判断するのです。
田村氏は、手書きの「ありがとう」や「ありがとうございます」、更には「有り難う御座います」をEAVで測定した結果、漢字を使って「有り難う御座います」と書くと、少々へたな文字でも50(完全中庸)になることを発見されました。
1-3. 「御座居ます」の意味
「御座居ます」は、尊い存在が尊い場(御座)に居らっしゃるということです。
御座(ござ)・・・尊い座
います ・・・・・いらっしゃる
「有り難う」にこの「御座います」を付け加えることにより「有り難う」の言霊の力が強まるのは当然です。
「御座居ます」自体が、尊い存在を認知する言葉だからです。
1-4. 力を引き出すためには、褒め称えるとよい
あるものの力を引き出すためには、そのものを尊べばよろしいのです。
褒(ほ)め称えればよろしいのです。
たとえば、産土(うぶすな)の神様に大いに力をふるっていただこうとするならば、産土(うぶすな)の神様のお力を褒め称えるのです。
ご神名をうるわしく褒め誉め称えるから、神力が発揮されるのです。
これは祝詞作成の一つの原則であります。
祝詞に限らず、日常の言葉にも、創造の力が働きます。
「有り難う」のアップダウン構造の奥には神が存在する。
その存在を尊んで「御座居ます」と付け加えることは、その存在を褒め称えることになりますので、有り難うの力がいや増すわけですね。
2. 知ることが言葉の力を強める
2-1. 「ありがとう」の意味構造を知ると言霊の力が増す
何も知らずに、アリガトウゴザイマスと唱えても、それなりに「ありがとうございます」の力は発揮されるでしょう。
しかし、「ありがとうございます」の構造と意味を知った上で使う方が、言葉の力はより大きく発揮されます。
「有り難う」がアップダウン構造をしていると知ること。
「御座居ます」が尊い存在を褒め称える言葉であると知ること。
こういうことを知った上で、アリガトウゴザイマスと唱えると、その知っている内容が、そっくりアリガトウゴザイマスに覆い被さるのです。
2-2. 祝詞の力
祝詞の場合は、それが特に顕著に現われます。
神道祭式の要諦(ようてい)は、思いっきり大雑把に言ってしまえば、ご神名を唱えることに尽きます。
ご神名は神様の働きを表しますので、ご神名を正しく唱えて神様の働きを現わせば、それで祭事修了です。(ちと言い過ぎたかも。呵呵)
ところが、そのご神名、誰が唱えても同じ働きが振り起こされるかというと、そうはいきません。
同じ「アマテラス」と唱えても、唱える人の意識内容によって、効果は千差万別です。
天照大神の真相をつぶさに意識に蓄え、伊勢神宮を初め元伊勢を実際に参拝してその神気を受けた人が、「天照大神」と唱えると、その人の意識の蓄積が同時に爆発して、神力の発現に力を添えます。
天照大神は伊勢神宮に祀られていると知るのみという人が「天照大神」と唱えた場合には、その人の意識内容にふさわしい神力の発現となるのは致し方ありません。
2-3. 日本語の構造を知ることが言霊の力を発揮させる
日常の言語も同様です。
知るということには、力があるのです。
日本語の深層アップダウン構造
有り難うがアップダウン構造をしていると知ること。
日本語全体がアップダウン構造をしていると知ること。
これを知ることが、あなたの日本語に力を添えてくれるのです。
これまで日本語の歴史始まって以来、アップダウン構造は日本人の無
意識の世界の宝物として、表に出ることはなく、裏に隠されてきました。
今、太陽の新時代、日本人がはっきりと日本語アップダウン構造を自覚して、日本語の力、日本精神の力を存分に発揮してもらいたいものです。
はっきりと自覚した上で、ありがとう御座いますと使い続けると、潜在意識・深層意識が大いに刺激され、奥の力が表面にもたらされることでしょう。
それ故、ありがとう御座いますを唱え続けると奇跡が起こると言われるのです。
3.編集余録
●「御座居ます」の意味を考えると、「私、○○で御座居ます」という
ことは、自分自身の神性を尊ぶことになりますね。
なんとまあ、素敵な日本語でしょう。
しかし、いわゆるザーマス言葉「○○でザーマス」は感心しませんね。
祝詞は一音一音を正確に発音しなければ力が現われません。
日常の言語も、崩れた発音は止めて、一音一音を正確に発音しましょ
う。