トランスペース研究所とは

トランスペースの意味

 トランスペース研究所は、「神道と日本語と日本文化を学ぶ」という旗印を掲げて、平成3年(1991年)10月10日に、私(昌原容成)が創立した研究所です。
 トランスペースとは、私(昌原容成)の造語です。 この宇宙を構成する4つのスペースすなわち、神界、霊界、幽界、現界を トランスして(通して)物事を考えようという心を表現する言葉です。

トランスペース研究所のロゴ 左図は、トランスペース研究所のシンボルロゴです。
 最上段の三角形は神界を表し、中心の赤丸は創造神力を表し、そこから万象形成神力が八光となって広がります。
 次に霊界、さらに幽界を表す三角形が重なります。
 最下段は、神・霊・幽の三界からの流れをトランスして(通して)この現界で受け止めるという意味を表しています。

 この肉体界の奥に隠れた世界が存在するということは、今や当然の常識となりつつあります。隠れた世界が存在するということを、根底に置かぬ限り、真実の人間の生き方を調えることはできません。
 人間の生き方のみならず、言語、文学、医学を初めとする諸々の学問や政治、経済、その他の人間の営みにおいても、目に見える世界の奥に目に見えない世界があるということを根底に置かぬ限りは、真実にまみえることは叶わないことでしょう。

トランスペースと人間理性

 目に見えない世界の存在を根底に置くとは言いますが、同時に、人間には理性というものが与えられていることを決して忘れてはなりません。
 トランスペース研究所は、人間理性をどこまでも研ぎ澄ませるという姿勢を堅持しつつ、4つのスペース(神・霊・幽・現)をトランス(通して)して物事を考えようという原則を堅持します。
 トランスペースの理想は、人間理性と共にあってこそ成り立つものであると考えています。理性の光をこそ、尊ぶべきであると考えています。

言語こそトランスペースすべきもの

 言語というものは人間の意識そのものを規定する根源的なものであり、人間の営為の根本を成すものといえます。それ故、言語こそ、とりわけ日本語こそ、トランスペースして考えなければ、絶対にその真相にたどり着くことは出来ないと言えます。
 私はそのことを、日本語と英語の翻訳実務を続けるうちに、深く深く感じとることができました。そして、日本語の根本的構造が「アップダウン構造」をしていることを突き止めたのです。

「アップダウン構造」とトランスペース研究所の創立

日本語アップダウン構造の奥に神 日本語がアップダウン構造をしていることに気づいてから、さらに日本語と英語の違いを研究していくうちに、「トランスペース」という造語に至り、トランスペース研究所の創立を考えるようになりました。
 つまり、4つのスペースをトランスしてアップダウン構造を発見し、日本文化と日本語文法の真相に迫ることができたわけですので、このトランスペースという物の見方を他の分野にも押し広げて適用してみたいと考えたのです。

 私がトランスペース研究所を創立したのは、平成3年(1991年)10月10日のことでした。

 平成10年(1998年)には、日本語アップダウン構造に関する研究成果を『ありがとう・たった一語で日本がわかる』という一書にまとめて出版しました。

 平成15年(2003年)には、同書を『ありがとう日本アップダウン構造』と改題して出版しました。
 
 平成24年(2012年)12月に、同書のタイトルを『日本語は神である-日本精神と日本文化のアップダウン構造』と改め、内容をもかなり書き改めてアマゾンKindle版の電子書籍として出版しました。
 平成25年(2013年)10月に、同書の紙書籍版をアマゾンから出版しました。


書名: 日本語は神である・日本精神と日本文化のアップダウン構造
著者: 昌原容成(あけはら・ようせい)

 日本語アップダウン構造の奥に神が内蔵されている。日本語を使う日本人は無意識のうちに神とつながっている。つまり日本語は「無自覚」の宗教のようなはたらきをする。それゆえ「無宗教」と思われている日本人の倫理意識が、西洋宗教世界よりも高い。それが日本人の素晴らしさの根本原因である。

▼ 内容解説→『日本語は神である・日本精神と日本文化のアップダウン構造』

 このように、「アップダウン構造」の発見と、「トランスペース」という概念とは、二本の糸がより合わさるようにして流れていき、トランスペース研究所の創立に至ったわけであります。

「アップダウン構造」とはトランスペースのこと

 「アップダウン構造」を別の言葉で表現すると、トランスペース(造語)となります。トランスペースとは、日本語アップダウン構造を別のより広い言葉に置き換えたものであると言えます。
 日本語に見られるアップダウン構造は、日本語が隠れた世界とつながることを証明するものです。つまり、 日本語アップダウン構造とは、日本語トランスペース構造である と言うこともできるでしょう。
 トランスペース研究所は、この「アップダウン構造」を日本語以外の人間の営為の大部分に当てはめて、物事の見方に新生面を開こうとするものであります。

神道と日本語と日本文化を学ぶ

 「アップダウン構造」および「トランスペース」という言葉を、日本古来のヤマト言葉に置き換えると「神ながらの道」となります。
 日本語アップダウン構造とは、「神ながらの道」に他なりません。
 トランスペース研究所が、「神道を学ぶ」という一事を根本においているのはそういうわけです。
 日本語アップダウン構造が「神ながらの道」をこの世に顕すものであることは、『日本語は神である』において徹底的に論証しました。

 日本文化の総体が、日本語によって形成されたものでありますので、
  神ながらの道を学ぶこと、
  日本語を学こと、
  日本文化を学こと、
の三つが、根底において一本の糸により合わさっていることは間違いありません。

 トランスペース研究所が「神道と日本語と日本文化を学ぶ」という旗印を掲げているのはそういうわけであります。
トランスペースの理念に多くの人々が共鳴りおこして下さることを願ってやみません。
日本神道と太陽の新時代


書名: 日本語は神である・日本精神と日本文化のアップダウン構造
著者: 昌原容成(あけはら・ようせい)

 日本語アップダウン構造の奥に神が内蔵されている。日本語を使う日本人は無意識のうちに神とつながっている。つまり日本語は「無自覚」の宗教のようなはたらきをする。それゆえ「無宗教」と思われている日本人の倫理意識が、西洋宗教世界よりも高い。それが日本人の素晴らしさの根本原因である。

▼ 内容解説→『日本語は神である・日本精神と日本文化のアップダウン構造』

【産土神社に本書贈呈を】 あなたの産土神社の宮司さまに、本書を差し上げて戴けませんか。産土の神様とご一緒に、きっとお喜び戴けるでしょう。

親子で学ぶ神道読本(一)父と母と産土の神書名:親子で学ぶ神道読本(一)父と母と産土の神
著者: 昌原容成(あけはら・ようせい)

神道を学ぶ初めの一歩は、この本から!
本書で、産土の神のことが、ストンと肚(はら)に入ります。
小学生にも分かるように、ルビを多用してやさしく解説。
▼ 内容解説→親子で学ぶ神道読本(一)父と母と産土の神