ご近所に気遣う如く産土神に気遣いを

知人が店を開業することになった。
改装工事を始めるに当たり、夫婦そろって工事担当者を伴い、ご近所に騒音その他のご迷惑をおかけするについて挨拶回りをするという。
なかなか感心な気遣いである。
しかし、忘れてならないのは、ご近所の皆さんに気遣う如く、その土地の産土(うぶすな)の神に気遣うべきであるということである。
人間は大地の上で生活している。
その大地ことごとく、さらには大地の上で生活している人間の生活全般を、産土の神が管轄し給うのである。

拙著『ありがとう日本アップダウン構造』の推薦記事が月刊波動2月号に掲載された。
「アップダウン構造」が徐々に人々の間で広がりつつあるのはとてもうれしい。
このアップダウン構造とは、日本人が無意識のうちに神々と」共存しているということを、論理的に解明するためのキーワードである。
アップダウン的生き方を表して、目に見える人間および目に見えない神々諸霊と共に生きてゆくのが日本人の行き方である。
目に見えない神々諸霊あまたいらっしゃる中で、人間にとってもっとも身近でお働き下さる神々のひとつとして、産土の神がいらっしゃることを忘れてはならない。
とりわけ、家の改築や店舗の改装などのような節目には、産土の神に対する気遣いをかかさぬことが肝要である。
改装工事を始めるという夫婦に産土の神への礼儀を説いたところ、夫婦そろって産土神社に参拝するとのこと。
このようなこと、日本人の常識としたいものですね。
【参考】初詣は先ず産土神社へ

【トランスペースの本(神・電子)】
「アップダウン構造」というキーワードを知れば、眼からウロコがぼろぼろ落ちて、あなたの中で言霊の力が爆発するでしょう。
『日本語は神である』 (アップダウン構造により日本語・日本文化を解明する書)