サイト改造と合気道の訓え(故障は動きながら直す)

中央:太田正人師範、左:恩師・萩原武士先生、右:筆者
私の学生時代は、合気道一色に染め上げられていた。稽古が好きで、稽古が好きで、よくよく一人稽古をしたものだ。
(左は、先輩・太田正人師範との稽古風景)

私が指導を受けていたのは、故・小林裕和師範である。小林裕和師範から、たくさんのことを学ばせていただいた。合気道の訓えは、人生道に通ずる。

そのうちの一つに「故障は動きながら直す」ということがある。

身体の故障は動きながら直す

合気道の技に「逆技」はない。関節の筋を伸ばすと痛みが走るのだが、それは「逆技」ではない。筋は伸ばすべき方向に伸ばすのであって、合氣の稽古で感じる痛みは、すべてストレッチの痛みであって身体を痛めるものではない。

合氣の痛みは「関節のゴミ掃除」(開祖・植芝盛平翁の言葉)である。
とはいうものの、稽古中にやはり身体を痛めてしまうことがある。

そういう痛みを直そうとして、痛みをかばいすぎるのは反ってよくない。
故障部位は、異常部位である。異常部位をかばいすぎるのは、異常部位を長く固定化し続けることになりかねない。

従って、異常部位を早く直そうとするならば、その部位を正しく動かしながら、徐々に痛みを取っていくのがよい。正しい動きの中で、異常を解消していくのである。

なるほどと納得される。何か身体に違和を覚える度に、この小林師範の訓えを懐かしく思い出す。

サイト改造も動きながら直す

今年に入って、トランスペースのサイトの大改造に着手した。WordPressマルチサイト機能を使っての大改造である。
数ヶ月は、あっという間に過ぎ去って、早くも5月新緑の季節。
細部を眺めると、まだまだ直さなければならない「故障部位」が散見される。
これをすべて完璧に調えてから、サイト公開となると、さらにどれだけの時間がかかることであろうか。

そこで、合気道の訓えを思い出し、小林師範の訓えに従うことにした。
つまり、少々の不具合は承知の上で、思い切って公開してしまい、トランスペース友の会などもともかく動き出す。その動きの中で、細部の調整をしていく。
そのように決心して、サイト公開に踏み切った。

絶対安静を要する故障と動きながら直せる故障

故障といっても、絶対安静を要する故障と動きながら直せる故障とがある。
脳内出血した場合などは、もちろん絶対安静を要する。
足腰の筋が痛むなどの故障は、正しい動きの中で動きながら直すべき故障であろう。

これを取り違えると、すべての故障を絶対安静にしてしまう。それでは反って差し障りが大きくなる。

サイトの改造も、完璧を目指す余りに細部にこだわり過ぎると、反って差し障りが大きくなる。
いささか言い訳めくが、細部の不具合をかかえたままで、サイト公開に踏み切った所以である。

今後は、細部の完成をぼちぼちと進めることにする。

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