「日本酒は日本文化の華」リフォーム完了

「日本酒は日本文化の華」リフォーム完了

トランスペースのサイトのカテゴリー「日本酒は日本文化の華」のリフォームが完了しました。(まだまだリフォームは続きます。)

神道と日本語と日本文化を学ぶという旗印を掲げるトランスペースのサイトに、何故日本酒に関するカテゴリーがあるのか、いぶかしく思われるかも知れません。

日本酒は、日本文化の華なんです。

アップダウン構造が日本文化の精髄であれば、
日本酒は日本文化の華であります。

ですから、「私は酒は呑まないから、日本酒の記事は興味がありません」などと言わないで下さい。
このカテゴリー記事は、別に酒飲みの為に書いているのではありません。

日本列島を褒め讃えるために日本酒の記事を

日本列島の大地を褒め讃えるために、日本酒の記事を書いているのです。
日本人のものづくりの心を褒め讃えるために、日本酒の記事を書いているのです。

ですから、基本的に日本酒の味には言及せずに(例外もあります)、もっぱら酒銘の多様性を味わうという主旨で記事を書いています。

日本各地の地酒の酒銘に籠められた、蔵元や酒造り人たちの心意気を味わうのが主旨なのです。

お酒は一滴も飲まないというあなたにも、酒銘に籠められた日本人の心を味わって戴くことはできますでしょう。

例えば、「越乃寒梅」。
日本酒「越乃寒梅」は日本酒の凛然たる気品を表す銘酒

この記事をお読み戴くと、越(こし)の国の国風(くにぶり)が分かっていただけるでしょう。
越乃寒梅を褒め讃えるのは、越(こし)の国を褒め讃えているのです。越(こし)の産土ぶりを褒め讃えているのです。

例えば、「一ノ蔵・大和伝」。
「一ノ蔵・大和伝」酒造りに全心魂を込める・恋愛にも二の矢なし

この記事お読み戴き、「神法に二の矢無し」という杜氏たちの心意気を想い、女性向けのスパークリング日本酒を飲みながら「恋愛にも二の矢なし」などと語り合うのもよろしいでしょう。

「七つ梅」。
日本酒「七つ梅」・梅は七つ時(未明)にひときわ香る

素晴らしい名乗りだ。
こういう詩心をかき立てる酒銘が、日本酒の世界にはごろごろあるのです。その酒銘の多様性の中に、日本人の心が息づいているのです。

もちろん、酒のみにも読んで戴きたい。
「獺祭」や「秋鹿」では、味にも言及してしまいました。

「獺祭(だっさい)」杜氏抜きのデータ管理でウマイ酒造り
「秋鹿」妻・恋人を慕って鳴く鹿の甘酸っぱい心情、酸味の効いた酒

酒は、神気を呼び込む神宝

日本列島の大地に育てられた米と水、酵母菌とで日本酒を造る。
その酒がまた、神祭りにはかかせないのです。

神祭りに日本酒を用いるのは、神様がたが酒のみでいらっしゃるからではありません。
酒は、神気を呼び込む道具立てなのです。神宝なのです。
これについては別に詳しく記事を書きましょう。

大体、私は、還暦過ぎて酒量がめっきり減りました。酒を呑まなくなりました。
「日本酒は日本文化の華」を、ゆめゆめ、酒のみの道楽とお考えになりませんように。

どうでもよい一言

60余年の人生で、たった一度酒で失敗したことがあります。

大学4回生の合気道部の合宿打ち上げで、正体もなく酔いつぶれてしまったのです。主将の面目丸つぶれ。

翌日、後輩達に、あれやこれやの話を聞かせると、

「先輩、それは昨夜何度もきかされました」
「あれも聞かされました、これも聞かされました」

と言われる始末。私には全く記憶がありません。

私は物理学科を哲学論文で卒業させてもらった人間です。
酒に酔ったとはいえ、一個の人間として言動の記憶が吹っ飛んでしまったというのは、哲学的にオソロシーイ経験でありました。
自我の一体性が保てないという哲学的危機!

実はこれは、一年生の後輩三人娘たちの陰謀でありました。

彼女たち三人が、入れかわり立ち替わり、私に酒を勧めてくれるのです。

いやもうだめだ、これ以上は、といいましても、

「〇〇ちゃんのお酒はお飲みになったでしょ。だったら私のお酒もお飲み下さらなくっちゃ、イヤッ!」

などと言われるので、そうかい、そうかい、稽古の厳しさは愛のムチと受け取ってくれていたのか、とばかりに、ちょっぴり鼻の下ものびがちに、グイグイといってしまった。

その結果、記憶蒸発、気が付いたら朝。面目丸つぶれ。

女と酒はコワイなあと、つくづく思いましたね。

【トランスペースの本(神・電子)】
「アップダウン構造」というキーワードを知れば、眼からウロコがぼろぼろ落ちて、あなたの中で言霊の力が爆発するでしょう。
『日本語は神である』 (アップダウン構造により日本語・日本文化を解明する書)