日本酒「東一(あずまいち)」 日本一いや、東洋一の酒造りを目指す
日本酒は日本文化の華:東一(あずまいち)の蔵元・産地
佐賀県の日本酒「東一」(あずまいち)の酒銘を楽しむ
この蔵元は、江戸時代から続く造り酒屋から分家して、日本一の酒造りを目指すという志を以て、「日本一」なる酒を造り出した。
ところが、米で酒を造るのは、日本に限らない。東洋諸国で米作りがおこなわれている。
そこで、日本一から更に広く、東洋一という意味を込めて「東一(あずまいち)」を世に出した。
「東一」の酒造り:自分たちで米作りから
その酒造りにかける心意気は、半端ではない。
なんと「東一(あずまいち)」の杜氏や蔵人たちは、自分たちで米を作り、その米で酒を造るという究極の地酒造りをしているのである。
台風の多い佐賀の土地で、酒造好適米「山田錦」の栽培に挑み、育苗法の工夫や、水や肥料の管理など、幾多の試行錯誤を重ね、ようやく安定した品質と収穫量を得るに至った。
まことに「東一」の名に恥じぬ天晴れなる志というほかない。
自分たちが作った米は、自分たちが知り尽くしている。その米を惜しげもなく精米し、塩田川の伏流水を使って洗米し、蒸籠(せいろ)で蒸す。その際にも、丸形よりは四角が均一に蒸し上がるとして、自家製の四角の蒸籠(せいろ)を用いる。
吟醸の蒸し米を冷ます作業は、男も女も蔵人総出で行います。
もうもうと湯気がたつ蒸したての米を手で切り返し、大うちわで扇ぐ風景はなかなかノスタルジック。温度計は不要。杜氏が長年の経験でぴたりと頃合いを見計らうからです。(五町田酒造HPより引用。)
蔵人たちは、酒の仕込みが終わると、来期の米作りの準備に入る。
日本の米作りと酒造りが、一筋のあざなえる縄のように合体して、名酒「東一」を生み出している。
酒蔵のそばを流れる塩田川は、蛍の名所として知られ、近くには嬉野(うれしの)温泉もある。
温泉につかり、有明海の幸を肴に、「東一」で一献傾けながら、米作り人、酒造り人たちの心意気を想うがよろしかろう。
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