日本酒「七賢」の酒飲みよ清談に興じ給え
日本酒は日本文化の華:「七賢」(しちけん)の蔵元・産地
山梨の日本酒「七賢」(しちけん)の酒銘を楽しむ
昔、信州高遠(たかとお)で酒造を営んでいた一家が、甲斐(山梨)の白州の地に名水があるのに惹かれ、分家して、今の山梨銘醸の創業となった。
蔵元の酒蔵の近くに尾白(おじろ)の名水公園があり、名水百選に選ばれた尾白川の伏流水が、今も酒造り人に恵みをもたらしている。
中国に、「竹林の七賢人」の故事がある。
昔、中国は「三国志」で知られる三国時代、世の不条理を嘆く七人の賢人たちが、竹林で酒を酌み交わし、琴を引き、浮き世を離れて老荘の清談にふけったという。
「竹林の七賢人」とは、下記の七人である。
阮籍(げんせき)
嵆康(けいこう)
山濤(さんとう)
劉伶(りゅうれい)
阮咸(げんかん)
向秀(しょうしゅう)
王戎(おうじゅう)
彼らの世俗から超越した言動は、『世説新語』に詳しく述べられている。
古来、「竹林の七賢人」の故事は、画題や彫刻等に多く用いられ、文人たちの一つの理想像とされた。
天保6年(1835年)、高遠藩主より「竹林の七賢人」を彫りこんだ欄間一対が蔵元に授けられ、以後「七賢(しちけん)」の酒銘を用いるようになった。
七賢(竹林の七賢人)よろしく清談を
酒は清談の友。 少々浮き世離れした談義も、酒に免じて許そうではないか。
不自由きわまりない時の体制に、真っ向から刃向かうこともならず、せめて竹林で酒酌み交わすして老荘を語る「七賢人」を、現実逃避とは言うまい。
(昔「竹林の七賢」と讃えられた賢者たちも、欲しがったものは酒であったろう)(大友旅人 万葉集・酒を讃むる歌十三首より)
酒は浮き世の憂さ晴らし。それもまた結構。
しかし、「竹林の七賢人」が「賢人」と讃えられる人物であることを忘れはしまい。
酒を呑むことが、賢者の喜びであるような呑み方をすべきではないか。
酒飲みたちよ、酒銘「七賢」に恥じることなく、清談に興じ給え。
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