感想10・日本語は欧米の文法に収まらない神の言葉

10数カ国語を習得した語学の達人が「日本語は神である」を語る

日本語は神である・読者感想文 感想文の作者・大中洋道さんは、世界地図の順番にアジアの言語10数カ国語を修得され、その数は今も増え続けているとか。
 彼こそは語学の達人であり、道を楽しむという良い意味での「語学道楽」に徹しておられるお人です。現在はパソコン言語を学びプログラム関係のお仕事をなさっています。
 私の神戸連続講演にも参加され、その度にメールで感想を送って戴きました。非常に感性の鋭いお方です。これほど語学が好きということは、霊魂の発生源が言霊の神界と縁があるのではなかろうかと勝手に推察しております。では、「語学道楽」の達人・大中洋道さんの感想文を拝読いたしましょう。

日本語は欧米の文法に収まらない神の言葉 (大中洋道)

日本語は神を意識した言葉であると理論的に納得

 日本語の特徴を、英語の構造と比較して、他に類を見ない独創的な切り口から考察した、非常に面白い本でした。

 日本語と言いますと、言霊の幸はう国(万葉集)のように言霊という観点から解説した本は、既に、何冊も出ておりますが、日本語の構造(動作主や動詞、骨格など)から、日本語は、神を意識した言葉であったのかと、理論的に納得出来ました。
 言霊について、体感的、直感的な部分と理論的な部分、どちらも大事であって、両輪がそろって解説してありますし、日本語を龍に喩えて、分かりやすく解説してありますので、言葉の働きが想像しやすいです。

 日本語を使うと、自然に神とつながるのが理解出来ます。

日本語の構造に隠された神意識こそ日本語の真髄

 私は、アジアの言葉を10数カ国学んで、日本語との比較をしておりました。言葉の発声の仕方と呼吸、それらが心と体に与える影響など、五感で感じる違いを、一人で感じてきたのですが、うまく、表現が出来ませんでした。

 この本を読んで、日本語の構造に隠された神意識というものを知り、感覚を越えた、眼には見えない世界にこそ、日本語の真髄が隠されていたのか、と新しい発見でした。

 語学に興味のある、日本人の方には、是非一度、読んで頂きたい内容です。専用のホームページがありますので、そこで意見交換も出来るようです。電子書籍という形で、新しい時代に対応しているのも、著者の才能の表れです。

 日本語の曖昧な表現は、実は精密な神意識の表れでした。
 欧米に留学を希望している学生の方は、もちろんのこと、英語を教える学校の先生方に、是非読んで頂きたいです。
大中 洋道 


昌原から一言:
 私は若い頃に、通訳養成で有名な「サイマル・アカデミー」で半年ばかりクラスに参加したことがありました。私のクラスは私以外は全員が女性でした。その女性たちが、そろいもそろって品があるのです。語学を専門に学ぼうという志を持つ人達には、こういう特有の品格があるのかしらと感じたことを覚えております。
 
 大中洋道さんは、10数カ国語をマスターされた「語学道楽」の士でありますので、もちろん、語学修練の士特有の上品な軽やかな響きを発散しておられます。(実は私も日本語を一所懸命学んでいるのでございますがね。あはあ。)

 その大中さんから、「日本語は、神を意識した言葉であったのかと、理論的に納得出来ました。」と言っていただいたのは、とても有難いことです。
 そうなんです。『日本語は神である』は、日本語の神秘的な力を「理論的」に納得していただけるように解説しているのです。

 「日本語を使うと、自然に神とつながるのが理解出来ます。」という一言も、10数カ国語をマスターされた「語学道楽」の大中さんのお言葉であれば、とても重みのある言葉として読者の皆さんに響いていくことでしょう。それをきちんと受け取って戴いた大中さん、ありがとうございました。
 ささやかながら、私からの御礼として「語学道楽士」の称号を差し上げたいと存じます。
 大中洋道さん、あなたは本当に語学道楽の士(さむらい)だ!