濁りと穢れは異なるもの
濁りと穢れは異なるものです。
イザナギ — キ 見えない世界
イザナミ — ミ 見える世界
ミの世界が見える世界であるということは、つまり、濁りが有るから見えるのです。
遊びをせんとや生まれけむ
遊びをせんとや生(う)まれけむ
戯(たわぶ)れせんとや生(む)まれけん
遊ぶ子どもの声聞けば
我が身さへこそ揺がるれ
(『梁塵秘抄』)
昔は、正月ともなると、我が家の前の通りで、子ども達が元 ...
産土神社の隆盛を言祝ぐ
平成二十二年、明けましておめでとうございます。
例年、大晦日は、除夜の鐘が鳴り始める前から越年祭を始め、年が変わる頃には新年を迎える祭りをお仕えしています。越年祭・新年祭を終えて、午前一時前に近所の産土神社へ初詣に出かけま ...
幼子が神様お願いします・・・と
若い母親からメールを戴いた。
彼女が神棚や床の間を掃除していると、3歳の幼子がやって来て、自分も手伝いたいと言った。
幼子はぞうきんで床の間を拭きながら、なにやら神様お願いします、とむにょむにょ言っていた。 ...
琴は文人のたしなみであった
明日は、久しぶりに琴の先生が来宅され、みっちりと稽古を付けて戴く予定です。
琴の稽古というと、今では女性たちの習い事のように思われています。
しかし、昔から、琴は男たちの、とりわけ風流を解する文人たちのたしなみであ ...
十一月は来年の運命が定まる月
昔の日本人の知的レベル(西郷隆盛)
明治維新の志士、西郷隆盛が、一時期、沖永良部島へ流罪になっていたことがあった。志を遂げられないということは、志士にとってとてもつらいことであったと思う。
広さ4畳半の牢屋の中で、彼は読書に励み、漢詩と書道に打ち込んだという ...
琴の稽古を始める
琴と謡いのお師匠さんに勧められて、琴の稽古をすることになった。
先ずは、幅90cmほどの短琴にて弾奏の稽古をする。
安価な練習用の短琴ではあるが、CDの音色とは違って、生の音にはそれだけの安らぎをもたらす響きがある ...
大音は希声なり(無声の祝詞)
大音は希声なり (老子道徳経・第41章)
真実の大音は、かえって耳には聞こえないほどの微(かす)かな音(希声)である、と老子は云う。
未明に神前に端座して、音吐朗々と祝詞を奏上する。
その時に、無声の祝 ...
遠くの神社より産土神社を
店舗開業を控えた人が、事業の繁栄を祈って神社参拝を思い立ちました。
何か事があると人間は神様を想うようで、自分の店を開業ということになった人も、何やら神参りをしたくなったと見えます。
そこで彼は、遠くの有名神社へ参拝し ...