幼子が神様お願いします・・・と

若い母親からメールを戴いた。

彼女が神棚や床の間を掃除していると、3歳の幼子がやって来て、自分も手伝いたいと言った。
幼子はぞうきんで床の間を拭きながら、なにやら神様お願いします、とむにょむにょ言っていた。

何をお願いしているのと尋ねると、「○○(その子名前)の力をお願いしてた」と答えた。

大体に神頼みする人たちは、自分の努力は棚上げして、あれが欲しい、これが欲しいと、勝手な願い事をするものだが、この子はエライ!人生の勘所(かんどころ)をつかんでいる。

つまり、神様にお願いするのは、あくまでも自分の力を充実させてくださいということであって、その自分の力で自分の運命を開いていくという生き方こそ、尊ぶべきであろう。

この子は、幼くして、人生の勘所、神祭りの勘所をつかんでいるようだ。
子供には床の間の掃除をさせるとよい。床の間のある家に、豊かな心が育つというものだ。