ナンバ歩きを知ってますか

今の日本人の標準的な歩き方は、右手と左足、左手と右足をクロスして連動させるという歩き方ですね。これはせいぜい100年あまりの歴史しかないということをご存知でしたか。
明治以前の日本人の普通の歩き方は、日本武道や芸道に見られる歩き方、つまりナンバ歩きであったと思われます。
ナンバ歩きでは、右足と右手(というよりは右肩)が同時に、左足と左肩が同時に出るのです。
これは奇妙な身のこなしでは決してありません。
古武道の動きや芸道の動きは基本的にナンバ歩きなのです。
明治になって学校教育や軍隊教育で西洋流の行進方法を取り入れたため、以後の日本人の身振りが西洋流に標準化されたといういきさつがあるのです。
昌原筆録に「ナンバ歩きの勧め(日本武道の身振り)」および「ナンバ歩きの日常稽古法」をアップしました。お読み下さい。
→ 昌原筆録4 ナンバ歩きの勧め(日本武道の身振り)
→ 昌原筆録5 ナンバ歩きの日常稽古法