春の彼岸のみたま祀り(4)少名彦那大神と大穴牟遅大神

少名彦那(すくなひこな)大神と大穴牟遅(おほあなむち)大神の神座が、産土の神座には必ず備えられていると申しました。

大穴牟遅さまがあの世のミタマを支配なさいます。

それゆえ、大穴牟遅大神を、幽界(かくりよ)の司の神とお呼び申し上げることがあります。

少名彦那さまは、あの世この世を問わず、霊魂すべての戸籍にあたる霊籍簿を一手に掌握なさっていらっしゃる。

それ故、少名彦那大神を別名、大司命神(だいしめいしん)とお呼び申し上げることがあります。

大司命神・少名彦那大神と 幽界(かくりよ)の司の神・大穴牟遅大神は、しばしば両面合わせ鏡のようになってお働きになります。


昨日は春分の日(春の彼岸の中日)。

春分の日のみたま祀りの首座にお就き遊ばすのは、少名彦那大神であり、

秋分の日(秋の彼岸の中日)のみたま祀りに首座にお着き遊ばすのは、大穴牟遅大神でございます。

少名彦那大神を、春告げの大神 と申し上げ、

大穴牟遅大神を、秋をもたらしの大神 と申し上げるのはそういうわけです。

たとえ神社の由緒書には記載がなくとも、産土の神座には、この少名彦那大神と大穴牟遅大神の神座が必ず備えられているということ、日本人の常識にしたい物ですね。


神道は、日本人の大らかな心の道です。神道を学んでみたいとお考えになりましたなら、下記の書物をお読み下さい。神道を学ぶ初めの第一歩は、「父と母と産土の神」です。 これをすっ飛ばして神道を追い求めても、実りは得られません。
日本神道の初めの一歩は父と母と産土神
親子で学ぶ神道読本(一)父と母と産土の神
(小学生でも読めるようにルビを振り、やさしく解説。)


気ゆる日記(神道・日本語・日本文化)

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