春の彼岸のみたま祀り(3)ミタマを支配なさる大穴牟遅大神

昨日の日記で「産土神を呼びなさい」と記しました。

人間死後の行く先を示して下さるのは産土神と申し上げてよろしいのですが、そこの所をもう少し詳しく申しますと、

  あの世のミタマ達を支配なさるのは大穴牟遅(おほあなむち)大神であります。

○○さんのミタマ祀りをする際に、はい、○○さんいらっしゃい、と行ったところで、当の○○さんがそれに答えてすぐにやってこられるとは限りません。眠りこけている場合もあり、身動き取れぬ状況にある場合もあります。


この世ではそんなことはお構いなしにみたま祀りをすすめますと、そのみたま祀りは空転しますね。

そいうことが、実はよくあることでありまして、みたま祀りがこの世の人々の自己満足で終わってしまうのです。

そういう際に、大穴牟遅(おほあなむち)大神をお呼びして、大穴牟遅大神のお力によって、○○さんを祀りの庭に呼ぶのです。

そうすると、あの世のミタマを支配なさる大穴牟遅さまの神力によって、そのミタマが祀りの庭に呼び出されるわけ。

全国各地の産土の神座には、この大穴牟遅大神の神座が、少名彦那大神の神座と共に備えられているのです。

ですから、産土さまーといって手を合わせると、その祈りは大穴牟遅さまにも通ずるのです。

これが、人間死後の世界を産土様が司っておられるということの真相です。


神道は、日本人の大らかな心の道です。神道を学んでみたいとお考えになりましたなら、下記の書物をお読み下さい。神道を学ぶ初めの第一歩は、「父と母と産土の神」です。 これをすっ飛ばして神道を追い求めても、実りは得られません。
日本神道の初めの一歩は父と母と産土神
親子で学ぶ神道読本(一)父と母と産土の神
(小学生でも読めるようにルビを振り、やさしく解説。)


気ゆる日記(神道・日本語・日本文化)

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