筆録(34)名説・大中洋道大人(日本神道は宇宙神道)
名説とは筆者の造語であり、古典にはない。名論卓説の意味ではなく、名前の説明と云う意味である。名詮自性(みょうせんじしょう)とは、名はつまるところ自らの性を表すの意であり、名は体を表すともいう。
人の姓名 ...
筆録(33) 合気道・入身(いりみ)投げの功徳
合気道に入身(いりみ)投げという技がある。
先師・小林裕和師範は、入身投げの名手であった。
その堂々たる体躯で、入身を懸けられると、私の身体は、正味、吹っ飛んだ。
筆録(32) 山の辺の道をなんば歩きする会・報告
2014年4月5日(土)「山の辺の道をなんば歩きする会」を催した。
参加は私を含めてトランスペース友の会の会員と家族11名。
午前11時35分にJR柳本駅に集合し、駅前で各人自己紹介の後、崇神天皇陵へ向かう。
筆録(31) 顔を洗って出直したくなるキツネうどん
大阪難波に「顔を洗って出直したくなるキツネうどん」を食べさせる所がある。
初めてそのうどんに接した時、私は本当に顔を洗って出直そうかしらと思ってしまった。「顔を洗って出直したくなるキツネうど ...
筆録(30) 琴三絃の神妙なる話(富田清邦先生)
北村元美先生によれば富田清峰先生の音が三絃に感入してその響きをしばらくは保つとは。私は北村先生のスゴさに驚いたのでありますが、その北村先生がさらに神妙なることに感嘆される富田清邦先生の音の世界とは、私には遙かに想像を巡らせるほかありま ...
(29) 山桜を愛でる(ソメイヨシノ全盛の陰で)
この和歌の「ヤマザクラ花」は、ソメイヨシノ(染井吉野)ではない。
桜といえば、ソメイヨシノしか眼中にない多くの日本人に、この一文を呈する。
筆録(28) 武道神道の立ち姿(植芝盛平翁と日垣宮主師)
武道神道の奥義を極めると、それは必ず姿勢に現れる。芸道もまたしかり。
筆録【27】において、「女性の美しさの七割が姿勢にある」という持論を述べ、さらに芸道の秘訣が武道の奥義や神道の神髄に通うこと ...
筆録(27) 琴弾く女性の美しさと武道神道の奥義(北村元美先生)
女性の美しさの七割は姿勢である。
私はこれまで数多くの若い女性たちに、そう説いてきた。
最近、奈良県の香芝市三曲協会主催の邦楽演奏会(第27回、平成24年6月17日)に自らも「出演」し、琴 ...
(26) 一専多能(合気道史外伝)
「一専多能」という言葉がある。一つ専門の道を極めれば、多くの他の才能にも通じるという意味である。
「専門バカ」という言葉もある。一つの専門については詳しいが、他の道については皆目知らないという意味である。
(25) 師匠に学ぶということ(末廣業太郎君と)
末廣業太郎(ごうたろう)とは、まことに雄大な名乗りである。彼は、数ある合氣の友の中でも忘れることの出来ない格別の友である。
私が大阪教育大学合気道部で合気の稽古に励んでいた頃、彼は関西学 ...