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日本語は神である・日本精神と日本文化のアップダウン構造 ペーパーバック – 2013/10/10

5つ星のうち4.2 51個の評価

日本語が「アップダウン構造」をしているという発見から、独創的な日本語論・日本人論を展開する。ありがとう、すみません、おかげさまで、などの言葉は、隠れた世界にアップして見える世界にダウンしてくる。この日本語アップダウン構造は、単語のみならず単語と単語を結びつける統語法にも見られる。また日本語によって形成されたところの日本文化総体が、隠れた世界と繋がっていることを論証する。日本のもの作り技術、日本独特の自然主義文学、日本独特の「無私」なる批評精神、その他の日本的現象が、アップダウン構造によって解明できる。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ トランスペース研究所 (2013/10/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/10/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ペーパーバック ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 499068771X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4990687717
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.81 x 1.57 x 21.01 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.2 51個の評価

著者について

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昌原容成
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▼昭和24年、大阪府八尾市の生まれ。

 現在「神道・日本語・日本文化を学ぶ・トランスペース研究所」を主宰。

▼合気道で体を鍛え、カント哲学で大脳を鍛える

 大阪教育大学で合気道部に入り、合氣修行に明け暮れる。老年の今も一人修行を続けている。

 卒論テーマに西洋哲学の難攻不落とも思えるカント『純粋理性批判』を選ぶ。カントをやるなら2年は必要だよと教授にいわれ、五回生まで留年してカントにかじりつき、大脳の論理を構築する働きに大いに得る所があった。

 合氣で体の動かし方を、カントで大脳の動かし方を学んだことは、終生の恵みとなる。

▼技術文書の飜訳に従事

 在学中20歳の時、日本技術飜訳協会(当時)から科学技術飜訳士2級(最年少)の認定を受け、卒業後は飜訳事務所で米人リライターと共に飜訳実務に従事し、米人のナマの英語に接して多くを学んだ。その後、フリーランスとして独立し、有名企業のマニュアル類の英訳に従事。

 とりわけ「目の付けどころがシャープ」な会社での英文サービスマニュアル制作では、技術者の飜訳原稿(和文)を英訳するのに格闘の日々を送る。

 英語と格闘したのではない。英語から見ればあまりにも「非論理的」なスカスカの技術者の日本語と格闘してきたのである。

 カントで学んだ論理脳から見れば、日本人技術者の原稿のひどいこと、ひどいこと。

▼日本語アップダウン構造の発見

 飜訳実務を重ねるうちに、最初は「非論理的」と思えた日本語に、日本語本来の意味があり構造があると気づき始めた。

 気付く以前の私は、日本人技術者の書く飜訳原稿が、あまりにもひどい事にハラを立ててばかりいた。時には腹立ちを押さえるために、ウイスキーをちびりちびりと飲みながら英訳作業に徹したこともあった。(腹立ちに想いが行かぬようにするためであって、酔うために飲んだのではない。)

 日本語と英語の間(はざま)で葛藤する中から、ついに、

  「日本語アップダウン構造」を発見。

 雷に打たれる如き衝撃を受けて、これまでの疑問、葛藤のすべてが氷解した。

 まさに、日本語開眼! 英語開眼!

 私がウイスキーを飲みながら飜訳せざるを得なかったのは、日本語アップダウン構造と英語ショートカット構造の違いの故であった。

 今では、「非論理的」と思えた原稿で私を苦しめて戴いた技術者たちに大いに感謝している。

▼神道修行に入り

 卒業後、飜訳実務を始めた頃から、並行して神道修行の道に入る。

 神まつりを続ける中で発見した「日本語アップダウン構造」が、実は単なる飜訳技法の原理といった程度のものではなく、日本精神の総体を表すものであることに気付く。

 日本語どころの話ではなく、日本が丸ごとアップダウン構造をしていることに気付いたのである。

▼『日本語は神である』出版(PODと電子書籍)

 こうして、その発見を一書にまとめ、『日本語は神である』を出版。(日本アップダウン構造シリーズの第一巻)

 はばかりながら、カント哲学で学んだ論理を貫徹するという姿勢は、前書においても貫徹していると自負している。

▼読者のレビュー(『日本語は神である』)

 どんなトンデモ系かと思いきや、ぐうの音も出ないほど緻密で明快に展開されていて鼻で笑い飛ばしてやろうと思って読み始めたのに別の意味で笑いました。

 私のようになぜか反射的に神という言葉にアレルギー反応を起こす方も少なくないと思いますが、この本はすぴりちゃる(笑)や新旧宗教、またそれらの独自解釈宗教などではありません。

 日本人なら一読すべきです。

 自分が意識もせず普段話している言葉にどれだけのものが含まれていたか知っておいたほうがいい。

 スコーンと思い切り「そうなんだ?そうそう!そうだよね!」と腑に落ちることの連続です。

 気持ちいいくらい納得できました。

 これ以上腑に落ちるという言葉ががつんときたことはありません。

 そして無自覚に使っていた言葉を大事にしようという思いが芽生えました。(後略)

▼『親子で学ぶ神道読本(一)父と母と産土の神』出版(PODと電子書籍)

 小学高学年から読めるようにと、ルビを多用して、内容もやさしくわかりやすく神道を解説。

▼『日本人の特殊感覚(刀剣、武道、もの、天皇、日本列島)』出版(PODと電子書籍)

▼今後の予定

・親子で学ぶ神道読本シリーズの第二巻として『太陽・月・星の神は人間の中にある』(仮題)を今春に刊行の予定。(PODと電子書籍)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
51グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2022年9月28日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    読了後の何とも言えない爽やかさ。
    ここまで分かりやすく、しっかりと日本語を説明できた本があったでしょうか。
    私は幼少期、親から日本の良さについて教えてもらったことは特にありませんし、学校で習った記憶もほぼありません。
    それでも、日本特有の自然を愛する心や、和を以て貴しとなす文化を誇りに思っていますし、天皇に対する尊敬の念を持っています。
    何故自分にそんな考え方や心が育ったのかという疑問が解決する内容でした。
    普段から使っている日本語が教えてくれていたのですね。
    やはり言語力は思考や感性に影響を与えるのだと、身をもって体感しました。
    この本に出会えたことが、私の人生にとって更に実りのあるありがたい幸運となりました。
    使う言葉には一層気をつけ、より心豊かになる言葉を選び発言したいですね。
    日本人として生まれたことで、この日本精神を伝えていく大切な責任をいただいたと深く胸に刻み、あるべき姿で日々臨む所存です。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2019年2月20日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    前半しか読んでいないが、実に論理的で素晴らしい。
    決してトンデモ本の類ではない。

    まぁ、ちょっと著者のホームページに飛んだらコワかったけど(笑)。

    日本語の学際的な論考、歴史的成立の事実関係はさておいて、
    テキストを論理的に把握し、経験則による自らの言語体系で表現した好例。

    この本はもっと評価されて良い。
    7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年6月7日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    日本語教師の私にとって、この本に出会えたことに感謝です。日本語をより深い視点で捉えるきっかけになりました。ありがとうございます。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年11月26日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    日本語と英語の構造を比較して、英語の直接的表現と、日本語の第三者を介した間接的表現の違いを示唆したのは、卓見であると思います。一つだけ、気になったのはアップダウンという表現です。恐らく筆者は、目に見える形でこの構造を示したかったのだと思いますが。これはアップダウンというより、奥と表といった方がよりしっくりきます。せっかく日本語の構造を英語と対比しながら明らかにしているのに、この肝心かなめのところを、英語的表現、すなわち、上と下、天と地という欧米の思考回路で説明しています。日本語では神様は天にいるのではなく、奥におられるのは、奥義、奥の院という言葉を持ち出すまでもありません。物事の表層(表)と深層(奥)を日本語は、無意識にうちに同時に表していると説明された方が、よほどしっくりくるのですが。
    21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年7月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    現代社会では、論理的な文章が好まれがちである。
    大学教育や、ビジネスライティングの場では特に、伝えたいメッセージを端的に伝えるための方法論が体系化されている。

    そのなかで、こんな文章久しぶりに読んだ…。方法論が確立されていない時代の、活き活きとした文章っていう感じですごく良い。面白い。

    しかし、論旨は意味不明のためこのレビュー。言語構造に関するテーマを触れるのであれば、論述の規則に則ってほしかった。比喩表現でゴリ押すのはだめだろう。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2013年8月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    日本語の特徴を、英語の構造と比較して、他に類を見ない
    独創的な切り口から考察した、非常に面白い本でした。
    日本語と言いますと、言霊の幸はう国(万葉集)のように
    言霊という観点から解説した本は、既に、何冊も出ており
    ますが、日本語の構造(動作主や動詞、骨格など)から、
    日本語は、神を意識した言葉であったのかと、理論的に
    納得出来ました。言霊について、体感的、直感的な部分と
    理論的な部分、どちらも大事であって、両輪がそろって
    解説してありますし、日本語を龍に喩えて、分かりやすく
    解説してありますので、言葉の働きが想像しやすいです。
    日本語を使うと、自然に神とつながるのが理解出来ます。
    私は、アジアの言葉を10数カ国学んで、日本語との比較を
    しておりました。言葉の発声の仕方と呼吸、それらが
    心と体に与える影響など、五感で感じる違いを、一人で
    感じてきたのですが、うまく、表現が出来ませんでした。
    この本を読んで、日本語の構造に隠された神意識という
    ものを知り、感覚を越えた、眼には見えない世界にこそ、
    日本語の真髄が隠されていたのか、と新しい発見でした。
    語学に興味のある、日本人の方には、是非一度、読んで
    頂きたい内容です。専用のホームページがありますので、
    そこで意見交換も出来るようです。電子書籍という形で、
    新しい時代に対応しているのも、著者の才能の表れです。
    日本語の曖昧な表現は、実は精密な神意識の表れでした。
    欧米に留学を希望している学生の方は、もちろんのこと、
    英語を教える学校の先生方に、是非読んで頂きたいです。
    31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2018年4月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    普段、なんと無く使っている日本語。
    まさか、神を介しているとは!
    翻訳の仕事をされていた方だからこそわかるものすごい真実。
    私達はもっと自信を持ってもいい。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年5月4日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    難しい内容でしたが、共感出来ました。
    日本語は奥が深いです。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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