【友の会通信】2014-06-30 六月大祓、水の力(豊臣秀吉)と火の力(織田信長)

随分とご無沙汰してしまいました。久しぶりの友の会通信です。
今日は六月三十日、日本全国の神社で大祓(おおはらえ)の行事がおこなわれています。

大祓は年二回、六月と十二月の末日に行われます。六月の大祓を夏越し(なごし)の大祓と申し上げ、十二月の大祓を年越しの大祓と申し上げます。
夏越しの大祓は、水の力で祓い、年越しの大祓は火の力で祓います。
水の力と火の力は、人間生活にどうしても必要な力であり、それがまた祓えにも用いられるのです。

今朝のニュースで、新宿駅前で焼身自殺があったとか。
この暑いのに、何を好んで焼身自殺をとお考えになるかも知れませんが、人間の霊魂の成り立ちから考えると、それも致し方の無いことがあるのです。
入水(じゅすい)する人があり、焼身する人がある。
これは、その人の霊魂の成り立ちからくる必然でありましょう。

夏越し大祓に因(ちな)んで、水の力(秀吉)と火の力(信長)について物語りましょう。



水の力と豊臣秀吉



日垣宮主師の教えによれば、豊臣秀吉はミズハノメの世界から霊魂形成した人物であるとか。
霊源(れいげん)を水の世界に置く人は、水の力を巧みに活用します。
歴史に名高い備中高松城の水攻めは、秀吉が水の力でもって高松城の城主を切腹せしめたのです。
切腹を見極めると直ちに秀吉は、本能寺の変で信長を討った明智光秀を討伐すべく京都へとって返します。
世にいう中国大返しですね。

こうして天下を取った秀吉ですが、その運命に陰りが見え始めるのも、水に関わることでした。

長男鶴松を失った秀吉は、一旦は甥の秀次に跡目を譲る決心をして秀次を自分の養子とするのですが、その後秀頼が産まれると、次第に秀次を疎ましく思い始めます。

遂には、秀次に謀反の罪を着せて切腹を命じ、更には三条河原にて、秀次の首を据えて、秀次の一族を幼児女子を含めことごとくを斬首するのです。

こうして自分の息子に跡を継がせるために一族の血を流しその血で加茂川の水を汚しました。

これが秀吉の運命を大きく狂わせます。
水の世界から生まれた者が,水を汚すと、そのしっぺ返しは一層厳しい。

こうして豊臣家は滅亡の途を歩み始めます。

秀吉没後、大阪冬の陣の結果、大阪城の外堀が埋め立てられ、豊臣家は水の守りを得られなくなりました。
翌年大阪夏の陣で大阪城はあえなく落城し、豊臣家は滅亡するのです。





火の力と織田信長



織田信長の背後には、火竜神(かりゅうじん)の一群があって信長の働きを助けていました。
信長の行跡は、火の竜神の火力に彩られています。

「天下布武」を旗印とする信長が、戦国の世で一段と存在感を示したのが、長篠(ながしの)の戦いでした。

長篠において、当時最強と謳われた武田の騎馬軍団に対して、信長は足軽たちに鉄砲を持たせてそれを数列に編成し、第一列が撃った次には第二列が撃つという戦法をとったのです。

これによって、騎馬の武将達が足軽たちの鉄砲の火力でほぼ全滅させられたのです。
これは当時のイクサの常識を根底から覆すものでした。

ある黒澤映画で(題名は失念)、武田の騎馬軍団が信長の鉄砲隊に撃たれて累々と死骸を積み上げていくさまがあまりにも長時間にわたり、そんなにこのシーンを長引かせる必要も無かろうにと思ったことがありました。

信長はその後も火力をもって突き進み、明巳光秀ら家臣の反対を押し切って聖域比叡山をも焼き払います。

そして最後には、光秀の謀反を受けて本能寺において火炎の中で生涯を閉じます。

火の信長と水の秀吉、それは両人の正確にも彩りを与えているようですね。



水無月はまだ続く



水無月は、とりわけ水の力を強く働く月です。六月は本日で最後であり、明日からは七月。
しかし、それは太陽暦でのこと。
太陰暦の水無月は、まだまだ続きます。
6月27日が太陰暦で水無月の朔(ついたち)。昨日29日は水無月の三日月祭をお仕えしました。

宮主様がお元気な頃は、毎年太陰暦の水無月末日をさかのぼる3日前から、日垣の庭に断食参籠して、禊ぎ鎮魂を繰り返したものです。それを日垣の庭では難越し(なごし)の参籠と申し上げていました。

ともかく旧暦(太陰暦)の水無月はまだまだ続きますので、皆さん方も朝夕風呂場で禊ぎをなさってはいかがでしょうか。
作法をご存知でなければ、三礼四拍手一拝して水をかぶるだけでもよろしい。

水をかぶると、神気の霧に全身を包まれるようで、甚だ爽快です。大いに、水の力を自らの内にたくわえなさることですね。



最近、動画スキルの習得に努めています。



しばらく、ご無沙汰してしまった間に、動画の勉強をしていました。
まだまだ勉強を続けねばなりません。

最近アップした動画をご覧下さい。
「絵本・たんじょう日ありがとう」のページにアップした動画ですが、絵本には興味の無い方も、お子さんをお持ちでない方も、この動画をご覧戴き、誕生日とは父・母・産土感謝の日であるということを改めて考えていただきたいと存じます。

▼ 誕生日に抜け落ちているとても大切なこと